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2009/09/08

2008〜2009年のツアー売り上げが4,200万ドルに

このほどLIL WAYNEが昨年から今年にかけて行った北米ツアーの最終的なグロス売り上げが4,200万ドルにのぼることが明らかとなり、ヒップホップ・アーティストとしては2009年度における最高売り上げ金額になる可能性が確実となった。また、この数字はBILLBOARDが統計を取り始めて以来、最も利益を上げたラップ・ツアーであることもわかった。

この北米ツアーは昨年の12/18からこの9/6までに全78公演が敢行され、約804,000人の観客数を動員してグロスで4,200万ドルを稼ぎ出した。WAYNEのツアー・プロデューサー兼ビジネス・マネージャーを務めるSPORTS & ENTERTAINMENT FINANCIAL GROUPのSHAWN GEEは、「過去数年間に行われたツアーの中では、明らかに最大規模のものになった。我々の目的は、WAYNEがアリーナ級の会場でヘッドライナーとしてパフォーマンスするのに相応しいアーティストであることを証明することだったが、間違いなくその使命は達成できたと思う」とコメントしている。

WAYNEに続いて2位に付けたラップ・ツアーは、JAY-ZがMARY J. BLIGEと共に行った2008年度のジョイント・ツアーで、全28公演で310,694人の観客を動員。グロス売り上げは3,460万ドルにのぼった。そして3位にはKANYE WESTの“2008 GLOW IN THE DARK TOUR”が入り、全49公演で507,853人を動員して3,080万ドルの売り上げとなっている。

その他、ここ数年間で成功したヒップホップ・ツアーとしては、全23公演でグロス売り上げ2,270万ドルを稼ぎ出した2005年の“EMINEM/50 CENT ANGER MANAGEMENT TOUR”と、2003年に約2,300万ドルのセールスをあげた50 CENTの“ROC-THE MIC TOUR”がある。ちなみに後者のツアーには、ほとんどの公演にJAY-Zが共同ヘッドライナーとして出演しており、それが好成績につながったようだ。

今回No.1に輝いたWAYNEのツアーは、2008年のアルバム『THA CARTER III』のサポートのために行われたもので、同アルバムは現在までに320万枚のセールスをあげている。そして続くニュー・アルバム『REBIRTH』は度重なる遅れを経て11/24に発売されることになっており、具体的なことは決定していないものの、前作の時と同じくアリーナ規模の会場でヘッドライナー・ツアーを行うことは確実のようだ。

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